2022年03月07日
医療現場のスマート化
少子高齢化が進み、様々な業界での人手不足は顕著となり、今後はAIと共存して働く未来も遠くはないと言われています。お掃除ロボット、スマートライト、スマートスピーカーなど家庭内でのスマート化も進み、テクノロジーなしではもう世の中がスムーズに回らないのではないかとさえ思うほどにテクノロジーは私たちの生活と深くかかわりを持っています。それは、医療の現場でも同じです。今回は医療の現場で使われているとテクノロジーを紹介します。
-手術ロボット
既に病院で使用されている「ダヴィンチ」は内視鏡下手術支援ロボットで、自動的にロボットが動くものではなく、医師が操作しながら手術をするものです。こういった手術支援ロボットは人間の手で行うよりも手ブレがなく、細かい動きに自由自在に動けるなどの利点があげられ、今後も開発が進むと言われております。
-オンライン診察
世界的にコロナウイルス対策として様々なものがオンライン化し、オンライン診療の対応も以前に比べて一般的になってきました。ヘルスモニタリング機器(引用:RS Components運営サイトDesign Spark)を使ってリモートで健康状態を経過観察し、患者にとっては頻繁に病院に行く手間が省ける、人との接触をなるべく避けられる、という利点があります。しかし、初診からオンラインで診療を実施する医療機関は国内では未だに6%ほどにとどまっており、やはり触診や対面なしでは正確な判断が難しいというのが現状だそうです。
-新薬の開発
AIやIoTの大きなデータを使って、新薬の開発を早まらせる、またその研究にかかる費用を抑えられると言われています。
-ゲノム医療
コロナウイルスの流行が始まって以降、ゲノム解析という言葉も一般的に耳にするようになりました。ゲノム医療とはDNAに含まれる遺伝子情報全体のことです。ゲノム医療は特にガンの治療に使われることが多く、このゲノム解析にAIを利用することで効率化を測れるというものです。
-医療用アプリ
治療アプリは医薬品や医療機器に続き第三の治療方法として注目されているようです。日本ではまだそこまで一般的ではないものの、アメリカでは既に承認されており、国内でも開発が進められています。禁煙アプリや糖尿病、アルコール依存症、高血圧などの患者が対象の疾患となります。
Posted by 2022管理人2022 at 18:38